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01

〜診断は「旅行先を決める」ようなもの〜 

治療を行っていく上で最も大切なのが診断です。診断が違えば治療が変わりますから、当院では特に初診時で経過の聴取、ご本人からの症状の訴え、身体診察を重視しています。 

時々、診察室に入ってきた瞬間に「とりあえず痛みだけ取ってくれればいいから薬をくれ」とおっしゃる患者さんもいます。旅行に置き換えると、旅行先も決めずに「とりあえず飛行機の手配をしてくれ」と言われるようなものです。もし癌でも混じっていた時には、発見が遅れることにもつながります。 

診断によってまず「方向を決める」ことが全ての始まりです。 

02

〜症状の表現は難しい、それは聞く方も〜 

同じ痛みでも、患者さんによって表現の仕方は千差万別です。しびれる、ビリビリする、虫が這う感じがする、なんか重だるい、冷たい感じがする、など全く別の表現をされるものが同じ病気だったりします。 

「運動していて急に太ももが痛くなった。押したり伸ばしたりすると痛い」と言われれば肉離れかなと思いますが、結果的に坐骨神経痛だったということもあるのです。 

03

〜各種テスト、画像診断は100%ではない〜 

当然と思われるかもしれませんが、はっきりとした診断がつかないことも医療ではしばしば起こります。歴史的に積み重ねられてきた診察方法や各種テストも100%を保証するものではないからです。どれだけ一所懸命時間をかけて診察しても、ある一定の割合で誤診は起こり得ます。だからこそ経過を見ていく必要があり、また時間をかけて診察を行っていかなければなりません。 

待ち時間を短くするための工夫をすることは当然ですが、それにも限界があります。

患者さんの待ち時間を考えて診察時間を短くするために身体診察を簡略化して誤診率が上がるのを容認するか、診察時間が長くなっても身体診察をきっちり行うのかはそのドクターの判断に委ねられると思います。そして、どのドクターを選ぶかは患者さんの考えで良いと考えています。 

そして、どうしてもわからない時はわかるドクターへ紹介して診ていただくことが必要です。

そいういった場合には県内外に信頼できる専門医の方々が多数おられますので、時には紹介状を作成し、時には直接連絡して画像を送ってアドバイスをいただいたりして患者さんに不利益が生じない努めています。 

04

〜治療は地味で根気のいる作業〜 

難しい診断を見分けるためには患者さんに触れて痛みの場所を確認したり、各種身体診察を行い、何度も絵を塗り重ねていくようにして疑わしい疾患を浮かび上がらせていくという地道な作業が必要です。 

それをするには根気も必要ですが、時間がかかります。1回に複数箇所の診察を希望される方もいます。診察は1箇所につき一人分の時間がかかります。そしてそれは、説明にも一人分の時間がかかるということでもあります。4ヶ所診て欲しいと言われると4人の診察を一度にするのに近い時間がかかります。 

診察を受ける側(患者さん)にも診察を受けたり説明を受けたりする手間がかかります。複数箇所に及ぶ場合は頭がこんがらがってしまい次回の来院時には何も覚えてないとおっしゃる患者さんもおられます。​

05

〜今後の見通しをつけることが必要〜 

何十年も前に筑波大学の体育の学生時代に学んだことも今の診療に生きています。医学部だけではなく、体育の学生時代にも尊敬する先生がたくさんいました。ある先生は不安とは見通しがつかない時に生まれる感情であるとおっしゃっていました。

医師としては治療の見通しをつけ、それを説明することで患者さんの不安を軽くすることができると考えています。

初診時だけではなんとも言えない時もありますが、「いつ治りますか」「運動してもいいですか」「このまま行くとどうなりますか」など多くの不安を抱えています。家の事情、学校の事情、部活やクラブチームの事情、指導者の事情など挙げればキリがありません。 

未来を確実に予測することはできませんが、できる限りの見通しをつけて少しでも患者さんがその後のある程度の予定を立てられるようにすることが大切だと考えます。 

〜最後に〜 

医師と患者は運命共同体だと考えています。治療がうまくいかなくてハッピーになる患者さんはいませんが、ハッピーになるドクターもいません。力不足を感じることもありますが、できる限り「症状が軽くなりました」という患者さんと一緒に喜びたいという気持ちで日々診療しています。 

骨盤X線
メディカル・ステロイド注射
理学療法セッション

【一般整形外科】

 手や足の痛みやしびれ 、関節痛、腰痛、捻挫、五十肩、骨折などの診断や治療を行います。

 腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなど
 変形性膝関節症や半月板損傷など
 肩の腱板損傷や拘縮など
 交通事故による受傷や外傷(いわゆる怪我)など
 皮下にできた腫瘤など
​ 成長期のスポーツ障害や運動指導など
 様々な病院との連携をとりながら、手術の必要な患者様など
​ を疾患に応じた最適な病院への紹介を行っています。

【自由診療】

 ※保険診療外/保険診療の併用はできません

  (混合診療の禁止)

 

 筋膜リリース:(ヒアルロン酸)

 エコーガイド下に局所麻酔薬で希釈した

 ヒアルロン酸を注入します。

 【適応】筋膜が痛みの原因の疾患

    肩こり、むちうち、腰痛など

 【治療費】1ヶ所3.000円+診察料1500円

 PCF-FDは再生医療のページをご覧ください

【リハビリテーション 】

 -スポーツクリニック-

 スタッフ:理学療法士5名

 適応:関節拘縮、スポーツ外傷後、筋力低下

    骨折や人工関節手術の術後など

 目的:関節機能改善、筋力回復、転倒の防止

    術後関節機能の回復など

 物理療法:電気治療、キセノン光線治療器、

    超音波治療器、超音波骨折治療器(LIPUS)

    ウォーターベッドなど

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